部屋は決まりました。
(①「保証人も仕事もない私の部屋探し」に書いています)
やっと、自分だけの場所を手に入れた。
これで安心できる。
そう思っていました。
でも、まだ怖かった。
「この住所を知られたら、どうしよう」
家を出た後も、その不安は消えませんでした。
知られたくなかったのは、継母だけじゃなかった
警戒していたのは、継母だけではありません。
親族全員でした。
誰か一人にでも住所が伝われば、いずれ継母の耳に入るかもしれない。
そう思っていたから、親戚づきあいのある人には、誰にも新しい住所を伝えませんでした。
連絡先も、すべて変えました。
通っていた学校にも、お願いした
当時、私は無職でした。
でも、整体の専門学校には通っていました。
もし実家や親族から学校に問い合わせが来たら。
そう考えると、怖くなりました。
学校の先生に、直接お願いしました。
「実家などから問い合わせが来ても、私のことは伝えないでください」
先生は、ちゃんと聞いてくれました。
それだけで、少し息ができた気がしました。
眠れない夜が、しばらく続いた
部屋も決まった。
学校にもお願いした。
それでも、「家に押しかけてくるのではないか」という不安は消えませんでした。
物音がするたびに、目が覚める。
そんな眠りの浅い夜が、しばらく続きました。
春に家を出て、夏頃まで。
3〜4ヶ月くらいは、「これからどうしよう」という不安だらけの日々でした。
転機は、就職が決まった日だった
そんな日々に変化が来たのは、専門学校を卒業して、就職が決まったときでした。
「あ、私、普通に暮らせるんだ」
初めて、そう思えました。
不安だらけだった毎日に、少しずつ日常が戻ってきた瞬間でした。
でも、家を出てからしばらくの間、私は「自分の人生をどう生きていけばいいのか」も、わかっていませんでした。
住民票の閲覧制限については、③「警察と市役所でやった手続き」に書いています。
次回は、毒親のもとを離れたあと、人間関係や家族とのつながりをどう整理していったのかについて書きます。
